コラム
こんにちは。福福トレカ 遊戯王スタッフです。
福福トレカではプレイヤーカードの他、海外版やプロモカードなどの希少性の高いコレクションカードもお取り扱いしております。
今回はコレクションカードの1枚《メテオ・ブラック・ドラゴン》についてご紹介いたします。
1999年8月、東京ドームで開催された伝説的イベント「遊戯王デュエルモンスターズⅡ 闇界決闘記 全国大会 決闘者伝説 in Tokyo Dome」。
この記念すべき全国大会において、準優勝および優勝者に贈られたのが、《メテオ・ブラック・ドラゴン》です。
本カードは、OCG(公式カードゲーム)の初期にごく限られた枚数のみ配布されたプロモーションカードのひとつ。
現在では、世界にわずか4枚しか存在しないとも言われ、まさに究極の激レアカードとして知られています。
そして、当店・福福トレカでも、2025年4月にこのカードが3980万円で販売・成約となりました。
コレクションカードの世界においても、一つの“到達点”と呼ぶにふさわしい存在です。
「決闘者伝説 in Tokyo Dome」では、それぞれOCGの大会、ゲームの大会の参加者・勝者・予選通過者に応じて、以下のような豪華プロモカードが配布されました。
・招待状
王国シリーズ(王国/王国への船出/王の右手の栄光)
・入場者特典
マジシャン・オブ・ブラックカオス、ゲート・ガーディアン
・本入場特典
トライホーンドラゴン
・一次予選通過
千年原人
・二次予選通過
エビルナイト・ドラゴン
・3位入賞
ファイアーウイング・ペガサス
・準優勝
メテオ・ブラック・ドラゴン、ファイアーウイング・ペガサス
・優勝
青眼の究極竜、メテオ・ブラック・ドラゴン、ファイアーウイング・ペガサス
これらのカードは、単なる記念品ではなく、それぞれに“意味”と“物語”を宿した、まさに記憶に残る特典だったと思います。
私にとって《メテオ・ブラック・ドラゴン》は、ただの準優勝賞品ではありません。
むしろ、「遊戯王という世界にのめり込むきっかけ」となった、特別なカードです。
このカードを初めて見たのは、東映版『遊戯王』のアニメ。
あの伝説のシーン──海馬の切り札「青眼の白龍」を3体連結したあの究極のモンスター…
その圧倒的存在感を、《メテオ・ブラック・ドラゴン》が一撃で打ち砕いたあの瞬間。
少年時代の私は、文字通り“しびれた”のを今でもはっきり覚えています。
だからこそ、大会で優勝者には「青眼の究極竜」、準優勝者には「メテオ・ブラック・ドラゴン」が贈られるという構成に、何とも言えない“えもさ”を感じずにはいられません。
2025年4月、当店・福福トレカでは、《メテオ・ブラック・ドラゴン》を3980万円で販売・完売いたしました。
この金額は決して誇張ではなく、長年の歴史と、限られた存在であること、そして“物語”を宿したカードだからこその価値です。
価格以上に、このカードが持つ存在感と、かつて夢中になった記憶が、多くのファンの心を掴んで離さないのだと思います。
《メテオ・ブラック・ドラゴン》は、1999年の熱狂と興奮、そして“自分の原点”を思い出させてくれる、特別なカードです。
あのとき心を震わせた一撃は、今でも胸の奥に深く焼きついています。
福福トレカでは、そんな“物語”を宿したカードを、これからも大切に扱ってまいります。
コレクターとして、そしてひとりの遊戯王ファンとして──
このカードに出会えて本当によかったと思います。