コラム

こんにちは、福福トレカ遊戯王スタッフです。
今回は先日秋葉原店にて開催した、1103環境の遊戯王CS「第25回福福雪合戦」の熱い対戦模様をレポートしていきたいと思います。
1103環境についてや第24回大会の結果等は前回の記事を参照頂ければと存じます。
今大会と環境の推移など比較して頂ければ、より1103環境の解像度も高まると思いますので、ぜひご覧ください!
➤「第24回福福雪合戦」大会レポート
まずは予選時点でのデッキ分布から見ていきましよう。

これまでの大会で分布数上位を占めていた【デブリダンディ】が遂にトップシェアを獲得しました。

強力な展開デッキである【代行天使】が前回よりシェアを伸ばしている事もあり、それに対抗しようとした結果でしょうか。
そしてその【代行天使】がシェア数2位となりました。

今大会の【代行天使】は「ライトロードハンターライコウ」を採用する構築が多く見られました。
「ライトロードハンターライコウ」はデッキのカードを墓地に送る効果を持ち、デッキのモンスターを特殊召喚する「創造の代行者ヴィーナス」を擁する【代行天使】とは相性が悪く見えます。
しかし墓地の天使族を増やす事で「大天使クリスティア」の特殊召喚の補助となる側面もあります。
「大天使クリスティア」は元々【代行天使】ではしばしば採用されていたカードですが、直近での【代行天使】や【デブリダンディ】といった展開デッキの台頭から、より「大天使クリスティア」の特殊召喚を容易にしようという狙いがあるのでしょう。

予選はこの二大トップ勢力に続いて【兎ラギア】【暗黒界】【カラクリ】【六武衆】といった『8強』たちが分布図に並んでいきます。

そして迎えた決勝トーナメント、進出した8デッキの内訳は以下の様になりました。

1103環境最強格と言える【兎ラギア】が、【デブリダンディ】【代行天使】を押し除け2名の進出を果たします。
しかし両者とも惜しくも1回戦にて敗退となり、久方ぶりに【兎ラギア】抜きでの優勝争いが繰り広げられる事となります。

そんな未曾有の決勝を勝ち抜き、優勝をもぎ取ったのは【代行天使】でした。

【代行天使】の主な展開手段は「創造の代行者ヴィーナス」の効果でデッキから「神聖なる球体」を特殊召喚する事です。
「神聖なる球体」をデッキに戻す方法は限られており、基本的には1回きりの手段なのですが、優勝者の方は「ここしかない!」といったタイミングでそのリソースを吐き切り相手を追い詰めていた印象でした。
まさに適切な状況判断力で勝ち取った優勝と言えるでしょう。
そして準優勝には新たなデッキタイプである【TGアンデット】が入賞しました。

こちらは【TGガジェット】の『ガジェット』部分がアンデット族を中心とした闇属性モンスターに置き換わったデッキの様に見受けられます。
『ガジェット』が後続のリソースを確保する能力に長けているのに対し、アンデット族は「ゾンビマスター」や「ゾンビキャリア」など自力で特殊召喚する手段を持ったカードが多く、【TGガジェット】に比べてシンクロ、エクシーズモンスターの展開が容易になっています。
リソース面も「ゴブリンゾンビ」によって確保しやすい事に加えて、「キラートマト」をはじめとした闇属性のサポートカードを併用できる点も強みといえるでしょう。

そしてこのデッキの1番の主力と言えるのが「蘇りし魔王ハ・デス」でしょう。
「蘇りし魔王ハ・デス」が場にいる限り、アンデット族モンスターが戦闘破壊したモンスター効果は無効化されます。
この効果は自身にも付与されているのですが、驚くべきはその効果範囲の広さです。
戦闘破壊をトリガーとする効果からリバース効果、更には「ネクロガードナー」の様な墓地で発動する効果も無力化してしまいます。
リバースモンスターで相手を牽制したり墓地リソース管理が重要となる1103環境では、これほど脅威となるモンスターもいないでしょう。

決勝戦はこの両デッキの対戦となりましたが、最後は【代行天使】側の伏せカードが召喚に反応する「奈落の落とし穴」か攻撃に反応する「聖なるバリア-ミラーフォース-」かの読み合いとなりました。
ここで攻撃反応型と割り切って展開した【TGアンデット】側ですか、伏せカードの正体は「奈落の落とし穴」で…。

惜しくも二者択一を外してしまう結果ではありましたが、カード一枚一枚の読み合いが致命打となる1103環境らしい熱い決着となりました。
直近では3大会連続で優勝していた【兎ラギア】の牙城が崩れ、更には環境デッキに該当する『8強』以外が入賞するなど、大番狂わせの25回大会となりました。
次回もそんな波乱の展開に期待せずにはいられません。
そちらのレポートも後日お届け致します。
お楽しみに!