コラム

遊戯王コレクター界隈では、必ず一度は通る“旧レリーフ”。
その中で頂点とも言える存在が、《青眼の白龍(アルティメットレア)》、通称レリブルです。

レリブルの型番はSM-51。
2001年発売、第2期第5弾「Spell of Mask(仮面の呪縛)」に収録されました。
このパックは全52種で構成されており、
• 通常モンスター:12枚
• 効果モンスター:16枚
• 融合モンスター:2枚
• 儀式モンスター:1枚
• 魔法カード:14枚
• 罠カード:7枚
というバランスで収録されています。
原作で仮面兄弟が使用していたカードが多く収録されているほか、
ライフポイントを操作するカードが多い点も特徴的です。
さらに、「ビッグバンガール」や「激流葬」といった、
当時から現在に至るまで知られるカードも収録されており、
多くのプレイヤーにとって印象深いパックとなっています。
また、公式カードカタログ『ザ・ヴァリュアブル・ブック4』にも記載されている通り、
女性モンスターの収録が多いというのも、地味ながら特徴のひとつです。
ちなみに原作では、海馬は仮面兄弟との戦いで《青眼の白龍》の召喚に苦戦していました。
そんな背景を考えると、同じパックから青眼が排出されるというのは、どこか不思議な巡り合わせにも感じられます。

《青眼の白龍(レリブル)》の最大の特徴は、
再録カードとして初めてアルティメットレア(旧レリーフ)化された点にあります。
遊戯王の象徴ともいえる存在だからこそ、
“最初の看板”として選ばれたのは非常に象徴的だと言えるでしょう。
さらに重要なのが、
初期青眼と同一イラストでの再録であること。
当時、海馬と同じ《青眼の白龍》を使うためには、
• 初期ウルトラレア
• シークレットレア(シクブル)
といった、入手難易度の高いカードを手に入れる必要がありました。
一般プレイヤーにとって現実的だったのは、
「青眼の白龍伝説(LOB)」のウルトラレアのみ。
そんな中で登場したのが、この旧レリーフ版です。
“現実的に狙える青眼”でありながら、圧倒的な高級感を持つ存在。
これは当時のプレイヤーにとって、間違いなく衝撃的な出来事でした。

レリブルを語る上で欠かせないのが、
ファンの間で語り継がれる「青艶(あおつや)」個体の存在です。
青艶とは、
• 本体の色味が青みがかっている
• レリーフの彫り部分が青く発色している
といった特徴を持つ個体を指します。
実際に見比べると、通常個体とは明確に違う色味を感じることができ、
同じカードとは思えないほどの差がある場合もあります。
さらに青艶の中でも、
• 青みが強い個体
• やや控えめな個体
といった個体差が存在するのも魅力のひとつ。
コレクターにとっては、
「どの青を選ぶか」という楽しみすらある、まさに沼のような要素です。

現在では、
• 美品シングル:約100万円前後
• PSA10:約180万円前後
で取引される、非常に人気の高いカードとなっています。
遊戯王を知らない人でも、
「ブルーアイズホワイトドラゴン」という名前を一度は聞いたことがある──
それほどまでに、このカードは高い知名度と影響力を持っています。

《青眼の白龍(レリブル)》は、
• 再録カードとして初のアルティメットレア化
• 初期イラストの再録
• 青艶という個体差
• 高い市場価値
これらすべてを兼ね備えた、
まさに旧レリーフの頂点と呼ぶにふさわしい存在です。
そして何より、
このカードには「青眼」というブランドが持つ圧倒的な魅力が詰まっています。
遊戯王というコンテンツが続く限り、
このカードが語られなくなる日は、きっと来ないでしょう。