コラム

公開日 2026.03.30 更新日 2026.03.30

第35回「真•福福CS」の大会レポート

〇はじめに

こんにちは。福福トレカ遊戯王スタッフです。

本稿は先日秋葉原店にて開催した現行レギュレーションの大会、第35回「真•福福CS」の大会レポートとなります。
最後までお付き合い頂ければ幸いです。

なお、前回の第33回、34回大会のレポートも合わせてご一読頂ければ、環境の変遷等をより深くご理解出来るかと思います。
そちらもぜひご覧ください!
「第33回/第34回真・福福CS」大会レポート

◯第35回「真•福福CS」予選のデッキ分布

今回の第35回大会は1月1日のリミットレギュレーション改訂直後の、1月3日の開催となりました。

そんな’26年1月環境最初の予選分布は以下の様になりました。

やはりと言うべきか、シェア数トップとなったのは【巳剣】でした。

【巳剣】は新リミットレギュレーションで「儀式の下準備」が制限カードとなり、やや安定が失われた形になりました。

しかし改訂の直前に、デッキの儀式魔法をコピーする効果を持った「破滅と終焉の支配者」が登場。

このカードの獲得により儀式召喚のハードルが下がり、むしろ改訂前より強化されたと言ってもいいでしょう。

【巳剣】に続いては【烙印ドラゴンテイル】がシェアを獲得しました。

こちらも新リミットレギュレーションで「星辰竜ムルル」が制限カードに指定されましたが、『烙印』側は特に規制はありませんでした。

『烙印』との組み合わせが前提とは言え、新環境でもその強さは依然として健在のままです。

そして、【巳剣】【烙印ドラゴンテイル】の後には、【M∀LICE】【ヤミー】【閃刀姫】が続きます。

前環境では【M∀LICE】【ヤミー】は【巳剣】にも負けず劣らずの地力を持つデッキでした。

しかし【M∀LICE】は「M∀LICE<Q>RED RANSOM 」が禁止カードに、【ヤミー】は「ヤミー★スナッチー」「マシュマオ⭐ヤミー」がそれぞれ制限カードに指定され大幅にパワーを落とす事になりました。

新リミットレギュレーションで大打撃を喰らった両デッキですが、【M∀LICE】はサイバース族で統一されている事を活かして、サイバース族をサポートするカードを総動員してリペアを試みます。

同じく【ヤミー】も『鉄獣戦線』を組み込んでリペアを図ります。

「ヤミー★スナッチー」の制限指定により落とした手数を『鉄獣戦線』展開から補う他、「鉄獣の抗戦」で更なる妨害数の増加も見込めます。

一方で【閃刀姫】は大きくシェアを伸ばし、上記のデッキタイプに追いついてきた形となります。

『閃刀姫』そのものの強化は’25年4月が最後ですが、それ以降も「絢嵐たる見神」「禁じられた聖冠」といった相性の良いカードを獲得していきます。

元々魔法カード主体のデッキのため、相手への妨害カードが対効果モンスターが主流である現代遊戯王では対策が難しく、その隙を突いて環境トップを虎視眈々と狙います。

○決勝トーナメント分布と結果

【巳剣】【烙印ドラゴンテイル】が席巻する予選でしたが、決勝トーナメントでは一転して純構築の【烙印】が2つ席を奪いました。

純【烙印】は【烙印ドラゴンテイル】以上にリソース管理等が難しい印象ですが、こと特殊召喚の手数においては【ドラゴンテイル】との混成構築以上のそれを見せる事もあります。

また「分かつ烙印」を採用できる事もこの構築の強みでしょう。

「烙印竜アルビオン」等の効果で「分かつ烙印」をセット、相手ターンにその効果で「ギミックパペットナイトメア」を相手フィールドに特殊召喚。

これだけでほとんどのデッキは機能不全に陥る恐ろしいコンボを繰り出す事ができます。

その他にも予選で活躍した【巳剣】【ヤミー】【閃刀姫】が入り乱れる決勝トーナメントでしたが、優勝をもぎ取ったのはやはり【烙印ドラゴンテイル】でした。

今回の決勝では先に挙げた【烙印】デッキの使用者2名も3,4位にそれぞれ入賞し、ベスト4のうち3枠を【烙印】が占めます。

プレイヤースキルの問われるデッキとは言え、『烙印』というカテゴリーの強さをまざまざと見せつける結果になったと言えるでしょう。

そんな中でも【60M∀LICE】が2位にまで順位を伸ばしました。

その名の通りデッキ枚数を60枚にまで膨らませ「隣の芝刈り」で墓地の枚数を一気に増やし、「妖精伝姫シラユキ」の効果で墓地に溜まった『M∀LICE』モンスターを纏めて除外、特殊召喚を狙う構築の様です。

他にも『ホルス』モンスターを並べて「真血公ヴァンパイア」をエクシーズ召喚し、墓地からの展開を狙ったり、

墓地のモンスターを除外しながら特殊召喚できる『ビーステッド』モンスターをフル投入、更に同系列の特殊召喚方法をもつ「混沌のヴァルキリア」まで採用するなど、弱体化したデッキパワーを補うため、相性の良いご確認ギミックをこれでもかと詰め込んだ構築になっていました。

○終わりに

全環境でもトップクラスの【巳剣】【烙印】が活躍を見せる中、【閃刀姫】やリペアを果たした【M∀LICE】が新たに奮迅してみせた’26年1月環境最初の本大会。

ここからどのようにメタゲームが展開されていくのか、次回第36回の対戦模様もお届けします。

お楽しみに!